今年の大学受験もKJ生は、最強のマインドを携え受験に臨みました。
全員が本番での自己最高はとても評価されます。
それぞれが、しっかり学んだことを発揮した結果が出ています。
合格発表の当日、KJ公式LINEから流した速報LINEです。
【速報】本校ゆうきさんが北海道大学・獣医学部合格!
今日は、今年の受験の最後である国立後期試験の発表日でした!
獣医学部では日本最高峰です。医学部同等の難易度です。本当によくやりました。
彼女は、病気のため高校を辞め、それからKJのZoom教室だけで勉強してきました。
これまでの、ゆうきのKJでの2年間のストーリーです。ぜひお読みください。
<ゆうき受験ストーリー①>
2年前が昨日のように感じます。
彼女は、2年前に身体を壊し(拒食症)高校を辞めました。
勉強できないほど弱ってしまいました。生命の危機もあり完全療養です。体力を消耗しないように寝ての生活。
勉強はカロリーロスのためドクターストップで安易にできません。お母さまと一緒に毎日がんばって体力回復に努めました。この間、お母さまは仕事をやめ彼女の回復に全力を尽くします。
しばらして、1日2時間まで勉強してもいいと医者からの許可がでたため、すぐに僕の元に来ました。(彼女は、僕の朝の放送などからマインドセットや教えを密かに取り入れたりしていました)そして、いよいよKJ本校のホームスクールで、家からZOOMで勉強を始めることになります。
まずは、彼女のマインドを整えながら、焦らずじっくり2年計画で大学受験を目指すことになりました。学年は他より1年遅れています、でもそんなことは関係ありません。
毎日、カロリーを消費しすぎないように午前中のみの数時間だけ学習を継続していきます。そして朝から昼までの時間、徐々に伸ばし、それでも1年目は午前中3時間の学習となりました。勉強法をまったく知らなかった彼女は、教科書をノートに写すような勉強をしていたので、けい校長から学習法を伝授され、まずは180度学習方法を変えました。
様子をみながら毎日の学習をZOOMでしっかり見守っていきました。その間、食べられなくて体重が減ってしまうこともたびたび、その都度メンタリング、コーチングをしていきます。僕自身、毎日ゆうきが勉強をしている様子を見るのが日課になっていてZOOMにいると、ホッとしていた感じです。
そんな、ぎりぎりの毎日を乗り越えて1年が過ぎていきます。
つづく
<ゆうき受験ストーリー②>
2年目(去年)の春、本格的に受験態勢に入ります。志望校は、京都大学・理学部と北海道大学・獣医学部にしました。両方とも偏差値レベルは同じくらいです。どちらも難関ですが、とてつもない目標設定が明確にできました。
2年目の新学期の初日から、朝学、午前の部に加えて、午後の部への参加にも挑戦。1日5時間からスタートして、9時間への時間延長に挑戦していきます。
毎日、ZOOM教室での受験勉強が始まりました。朝5時スタート、終了は18時です。
愛犬の散歩は受験でどうしようかと相談をうけたことがありますが、いつも通りにやるように勧めました。
彼女は、KJの授業を、どんな基礎レベルでも必ず受け、特に英語、マインドセット、勉強法など、しっかりと受けていきます。夏期講習には模試会場を水戸にとって、土浦に泊まりで来て、ジム教室に参加したり、一緒に霞ヶ浦にアサンポもしました。
そして、秋になり、いよいよ模試で自分のレベルを確認する時期になってきます。
京大、北大とも合格レベルです。見事に毎日の継続で学力を伸ばしてきました。
そして、冬期講習と合宿では、共通テスト直前、再度、土浦に来る予定もあったのですが、体重が減りだしたために、大事をとって自宅からZOOMで全参加します。
KJの強みである、本番力やマインドセット数々の受験対策をすべて自宅でうけることにしました。
そして、共通テストでは、KJ高校部全員が自己最高、もちろんゆうきも自己最高点をマークします。
つづく
<ゆうき受験ストーリー③>
いよいよ前期の2次が始まります。まずは京都です。京大も合格圏なので、平常心で受験をこなします。京都から帰って一息つくと思いきや、、、すぐに北大の勉強のためにZOOMに朝5時に出てきたのには、流石に僕もけい校長も驚きです。
普通、合格圏の大学を普通に受験終了したら、多少の息抜きがあると思いきや、翌日には、切り替えてすぐに北大の勉強に入っているのです。
そして言ったことが、いまでも忘れられません。ゆうきからのLINEをそのまま載せます。
「北大の面接に向け、総長の面接指導を実は1番楽しみにしてます!相手を魅了する話術の伝授をよろしくお願いします!」
うわーー、凄い!
この時にはさすがの総長でも驚きました!
後期の北大では、理科(物理、生物)と面接試験が大きな比重を占めます。共通テストで最高点をとっているので、面接で更に点数を重ねて合格を確実にするわけです。
とにかく、過去は追わない、次々とやってくることをしっかりやっていくという、総長がいつも伝えているマインドセットを完全に持っています。
面接は、ゆうきにとって初体験でした。1度目はまったく面接にならないほど下手でしたが、僕とけい校長でひとつずつ改善点を伝えたり、話の内容、話し方まで細かく指導しました。
そして、2回目の練習では、もう素晴らしい面接になっていました。
素晴らしいとビックリ、注意したことや改善などをしっかり取り入れて見事な面接が出来るようになりました。
そして、今度は飛行機でいきます。ただ、前期の京大が合格した場合は、この練習も披露することはなくなります。それはそれでいいのですが、今だから言いますが(内心ちょっと残念だなあ)なんて思ってしまうほどの出来だったのです。
さて、前期試験の発表。
つづく
<ゆうき受験ストーリー④>
合格圏で普通にやればほぼ合格の京大が、意外にも不合格、、、
この時のゆうきの言葉がまた凄い!その時のやりとりです。
ーーー
19:24 総長
ゆうき、ZOOMで声掛けようかなと思ったけど集中を切らしてはいけないので、こちらで言います。
ひとつ教えておくね。「起きたこと、起こっていることは全て正しい」ということを覚えておこう。予想外だったり意外なことに人はよく感情で反応してしまうけど、正しい行動を邪魔することになります。ただ起きたことをひとつづつありのままに受け止めていくのが最良の結果を生み出します。今のゆうきの行動のようにね。さあ、明日は飛ぶよ!!
19:59 ゆうき
ありがとうございます。
父も母も悲しいと言いましたが、私は衝撃的で残念だけど悲しいとは思いませんでした。
むしろ北海道に行けるのでワクワクしてます!落ち着いて、最良の結果を出せる様に今やるべきことを淡々と続けていこうと思います。
ーーー
「残念だけど悲しいとは思わない・・」
と聞いて思わずニンマリ、まさしくその通り!過去に執着することなどなく前を見るだけです。同時にこれまでの面接練習したものが使えると北大に期待が広がります。僕もまったくゆうきのコメントと同じ気持ちでした。
何とこの不合格を知った次の日に、北海道に出発なのです。
超過密スケジュールですが、やることは全てやりました。
実は、もうこの時点で、僕もゆうきもわくわくしていたのです。
つづく
<ゆうき受験ストーリー⑤>
さあ、憧れの北海道に出発!
翌日、後期試験をいつものように、普通に終え、試験の合間にお母さまは住む場所を大学生協で探します。試験終了後、その日のうちに、住む場所をパッと即決して、帰りにもらったLINEがこれ。
ーー
17:02 総長 おつかれさまーー。よかったね。楽しい受験がおわっちゃったねー。今日帰ってくるの?
17:38 ゆうき はい、午後また家をやや強引に決めて、スープカレー食べて、今空港へ向かう電車中です 笑
17:46 総長 ああ、スープカレー北海道だねー!OK気を付けて帰ってきてねーー。
17:49 ゆうき はいー
ーー
長い1日が終わりました。受験もすべて終了です。
翌日、ZOOMには、ゆうきの姿はありません。
僕からのお父さんお母さんへのメールです。
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ひだまりさん、お父さま
ゆうき、受験をやり切りましたね!ぼくたちも一緒に走っているようでした。
いつもだったら5時にネット教室をONにすると、すでにゆうきが居て、ほぼ同時か、ぼくがちょっと遅いくらいなのですが、今朝は誰もいなかったのがとても違和感がありました。
ああ、2年間ずっとこうしてやってきたんだなーっとつくづく感じました。いないのは分かっていても、とても寂しかったです。僕も、毎朝ゆうきが朝ZOOMに入ってきているのを確認して、1日をスタートしていたのですね。それだけで、今日もスタートしたぞっーと毎日の習慣になっていました。
今朝は、けいの方に連絡が入っていたそうで、「寝坊した。TOEICの勉強について、、」などのことを相談していたというので、なんかとても安心した気分になりにホッとしました。笑
コロナの中、僕もすっかりリモート指導を定着させ、いつしか通塾生もゆうきのような遠方の子も、まったく同じ感覚になっていました。その間、大学院生だったけいは修論を提出し卒業し、ゆうきの受験に合わせるように校長に就任したのです。この激動の2年間を、病気のハンデを持ちながらも、習慣と継続で一歩ずつ力強く進んできたのですから本当に流石だなと、あの細い身体からでるパワーは本当に凄いと思いました。
受験中も、ゆうきの話題は事欠かせませんでした。僕たちの指導歴に、確実にしっかり残る2年間でした。
いずれにせよ、この2年間がゆうきに与えたものは計り知れないものだと確信します。
こんな勇気を持ったゆうきはいったいどんな人間に育っていくのでしょうか?めちゃくちゃ楽しみです。
この間の様々なバックアップをありがとうございました。
お父さま、お母さま、本当にお疲れさまでした。
河原塾 KJ-educational lab.
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そして数日後、お母さまから頂いたメールを紹介します。
つづく
<ゆうき受験ストーリー⑥>
そして数日後、お母さまから頂いたメールを紹介します。
(まだ今日の結果を知る前に頂いたものです。)
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総長さま
先日は大切て素敵なお話をありがとうございました。朝ナマの前にかじりつき聴いていました。
今日の試験が終わり、これで伴走も一区切りです。模試の1日も長かったですが、センター入試からここまでが長かったです。よく前進し続けたと思います。
面接の練習を横で聞きながら、KJへの感謝を改めて思いました。勉強だけでなく、効率的な脳の使い方、勉強の手順、正しい生活習慣、困難な局面に当たったときの心の持ちよう、など多くのことを指導していただきました。また、生活の場が家庭中心のゆうきには、どんなにか総長やケイ先生の存在が大きかったでしょう。遠距離だということを感じることは全くありませんでした。
明日からもゆうきはペースを乱さずに動くのでしょう。(あの性格診断はぴたりと当てていますよね!)早速ずっと会えていなかった友人と会う約束をしたようです。総長にもですね(^^)描きたい絵もあるようです。
そんなゆうきを受け止め、ハイペースにならないよう、楽しんで生活してほしいと思います。
「今起きていることが正しい」しばらくつぶやいていそうです。
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つづく
<ゆうき受験ストーリー⑦>
お父さまより
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総長、けい先生
これまでご指導本当にありがとうございました。
ちょうど3/5〜14の期間で日本出張で前期発表に立ち会えました。結果的に後期チャレンジになり、一緒にサポートことができました。
この2年間ゆうきは一日も欠かさず勉強し自分で設定した目標をクリアしてきました。その目標設定とメンタル、モチベーション維持、生活習慣などなど、頂いた様々な指導、アドバイスはゆうきの血となり身となっています。きっとこれからのゆうきのものの考え方の軸となってゆくだろうと思います。本当にありがとうございました。
結果はどうであれゆうきは自分の道を切り拓く人間なので、何も心配していません。家族全員でやり切った清々しさを感じます。
これからも、ときどき、ひだまり、康介、ゆうきを気にかけて頂ければ、嬉しいです。
本当にありがとうございました。
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読んでいて本当に、僕が涙がでてしまいそうでした。
とても嬉しいメールを頂けました。これだけではなく、2年間には、多くのメールのやりとりをしています。
さてさて、このストーリーは、今日合格しても不合格でも同じように書くつもりでした。
「合格」の部分が「不合格」になるだけです。内容は一緒なのです。
受験なんてそんなものです。
お父さまも言ってたメールの内容、「自分を高めること」が何よりも一番大切なのです。
流れた過去に執着せず、今現在をしっかり見つめ、やるべきことを淡々とこなしていく。
ここまで読んでいただいた方は、彼女は頭がいいんだな、と思うかもしれません。しかし、ゆうきは、決して初めから頭がいい訳ではなく、初めはみなと同じにテストもできません。でも、それをどんどん出来るように繰り返して改善していく「継続の力」が凄いのです。そしてそれをするための心の使い方、マインドセットもしっかり習得しました。
決して立ち止まらないゆうきはもう、海外への留学のための語学の勉強をZOOMで始めているのです。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
ご感想などありましたらお気軽にお聞かせください。
総長
<LINEにて>
とても丁寧に説明してくださる、私の憧れである茶子のかかりつけの獣医さんに北大獣医学部合格を報告しに行ったところ、イニシャルいりの聴診器をいただきました!!
病気だったからこそ、茶子が居たからこそできたご縁です。
「今起きていることは正しい」と、改めて実感しました。
この先もこうしたご縁を大切にしていこうと思います。
茶子のままに(はてなダイアリー)
ゆうきさんは、茶子という名の保護犬を引き取り飼っています。そして、お世話になっているとても尊敬している獣医さんが近くにいるそうです。
このマンガブログはゆうきさんが、KJに入る前に、病気で自宅療養中に創作したものです。
このマンガを読むと、今回の受験がずっと前から繋がっていて、まるで導かれているような気がします。
総長は面白くていっきに読んでしまいました。毎回の今日の茶子の写真ががとてもいいですね。
絵がとても上手くて内容もとても面白いです。ぜひお読みください。
<お母さま談>
獣医さんからのお電話には感激しました。昨日獣医さんのところへ行き、以前ゆうきが描いた4コマ漫画のことを思い出しました。以前に紹介したことがあるかもしれません。
療養中、起き上がって過ごしてもいい時間ができたときに、描いていたものです。
チャコの診察のたびにゆうきも行くので、学校は?と聞かれたこともあります。事情を知った先生からは、絵の方に進むのかと思った、とにかく身体に気をつけて、楽しんで、と言われました。
あの当時から導かれていたのかと思うと、昨日の総長のお話も深くしみいります。
「動物のお医者さん」の漫画(ゆうきが北大を目指そうと思ったきっかけになった)は、療養中家に閉じこもっていた私たちに、チャコと私たちを引き合わせてくれた友人が本をたくさん貸し出ししてくれ、その中にあった漫画です。
Twitter随時更新中!
河原塾・総長についてもっと知りたい
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