今まで中学受験指導を頑なに拒み続けてきた

私(総長)がこのクラスを始めるに至った本当の理由

 

塾を始めて39年が経ちました。とても長い年月です。そして時代も変わり、社会も大きく変化しました。

現代はネットが進化し、SNSの世界になって受験も大きく変わり、中学受験が主流となり激化しています。

 

そこに現れるのが受験におけるマイナス効果です。遊び盛りの小学生が受験勉強に没頭し、あまり芳しくない状態になってきました。競争倍率の高い中学受験のし烈な戦いに負けた子たちは合格者よりも多く、その後精神的になかなか立ち直れない状態に陥る子が激増しました。運よく合格しても、それがゴールになってしまったり、いずれにしても中学受験自体にあまり優位性を感じることはなく、そんな子どもたちを輩出することを避けるために、私は中学受験をしないことを推奨し、中学受験に特化したクラスを決して開設しませんでした。 

むしろ、運悪く挫折してしまった多くの子たちを救うために、メンタルクラスを開設して、親や子にメンタル指導をつづけてきました。それでも時代は多くの中高一貫校を誕生させ、受験を激化させ、状況は悪化したように思えました。何も知らずに多くの小学生が受験に向かってしまい、犠牲者が出ていくのです。

 

そんな世の中をみて、「これは受験失敗した子たちばかりではなく、これから受験する子たちに正しく、その意味や考え方を気づかせ、教えていかなければいけない」と感じたのです。それこそが自分が出来る唯一の社会への貢献だと確信しました。

 

そして、この新しいクラスを立ち上げました。受験の「負の部分」を知り尽くした私が、その部分を逆にプラスに生かし、子どもたちに受験の意味を正しく知らせます。これからの受験には必須事項(面接などでも評価の対象)である、①ひとりひとりの個性をしっかり引き出し、②メンタルを修正し、③人間的にもしっかりと成長させて、元気に受験に送り出すことが私の使命だと確信しております。